月別アーカイブ: 2016年2月

抜けそうな乳歯

こんにちは!

子供のとき、乳歯が抜けそうで抜けない、グラグラしているという経験があったと思います。
そんなとき皆さんはどうしていましたか?
そして、自分の子供がそういった状況のときどうするのがいいのでしょう。

乳歯は生える時期も1本ずつ違い、抜ける時期も1本ずつ違います。
一般的に入試から永久歯への生えかわりの時期は6歳前後と言われており、その頃から永久歯は生え始めて12~13歳頃までにはすべて生えそろいます。

では抜くべきか、自然に抜けるのを待つべきか
実は場合によるのです。まず、抜くと決めた場合の注意点です。
グラグラしているから舌や指で触っていたら抜けてしまったという場合は、自然に抜けたのと同じですので問題ありません。
ただし、無理に抜いてしまうのはよくありません。グラグラし始めてから抜けるまでにとても時間がかかるのが通常です。ですが、無理な力を加えて抜いてしまうと、歯根が折れて残ってしまったり、抜歯の際に歯ぐきが傷ついてしまうこともあります。

また、乳歯は永久歯が生える場所の道しるべでもあるのです。永久歯が出てくる場所に乳歯が残っていることで、正しい場所に永久歯が生えてくることができるようになるのです。

なので、無理に抜くのはよくありません。かといって、絶対抜いてはダメというわけでもありません。
それは乳歯が残っているのに永久歯がもう出てきてしまっている場合です。
先程説明したように、乳歯が生えている場所に永久歯が生えてくることでいい歯並びになります。
乳歯が抜けてから永久歯が生えてくるのが理想的ですが、必ず抜けてから生えてくるわけでもないのです。歯並びは見た目だけではなく、健康にも大きく影響してきますので、乳歯を抜くべき時があることも覚えておいて下さい。

また乳歯のむし歯が酷い場合には影響がある前に、抜いたほうがいい時もありますね。

永久歯への生えかわりはその後の歯にとても大きな影響を与えます。
本来は乳歯は自然に抜け落ち、永久歯が生えてくるものですので、そのうち抜けると待っていればよいと思います。
早く抜かなければ歯並びが悪くなってしまうというわけでもなく、歯並びに大切なのは顎の大きさです。
しっかりと顎が成長していれば、永久歯の入るスペースも確保できるのでしっかりとよく噛んで顎を成長させることの方が大切かもしれません。

抜くか抜かないかはそのときの状況を見て判断するのがいいでしょう。
歯科でも診てもらって判断を仰ぐようにしましょう。

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舌癖に注意!

こんにちは!

みなさんは舌癖はありませんか?
例携帯をいじっているときやテレビを見ている時に、口がポカーンと開いていて、上下の歯の間から舌が出ていたり、飲み込む時に舌を前に推すような動きをしている方、それを舌癖といいます。

以下の症状がある方は、もしかしたら舌癖かもしれません。
one安静にしている時に、舌が前歯や唇に触れている
two無意識に口をポカーンとあけていることが多い
three口角が下がっている
four食事中、食べ物が口からよくこぼれる
fiveさ行、た行が言いにくい
six口の中にある食べ物が見えやすい
seven唇をあけたまま物が飲み込めない
eight飲み込む時に歯の隙間から舌が押し出される

舌癖があると、いつも舌が前歯を触っていたり、低い位置にあります。飲み込む時に前簿を強く押してしまいます。また、さ行、た行などの発音が舌足らずな感じになってしまうこともあります。
舌癖のせいで口が開いたままでいると、唇や口の周りの筋肉が弱くなり、外側から歯並びを押さえる力が無いので、歯並びにも影響が出ることもあります。

舌癖の原因といて言われているのが、口呼吸や指しゃぶり、舌突出癖などの習慣的な癖、舌が大きいや舌の運動能力が低かったり、遺伝の可能性もあります。
舌癖をそのままにしていると、むし歯や歯周病になりやすかったり、風邪を引きやすい、見た目がよくないなどの問題があります。

そうなってしまわないためにも、舌を正しい位置に置くことが大切です。
舌の正しい位置は、舌の先が上の前歯の付け根の辺りにある「スポット」と呼ばれる丸い膨らみを触った状態で、全体が上顎にくっついている時です。このときに、舌は歯に触れてはいけません。
口唇をしっかりと閉じ、それと同時に、舌が持ち上がって口蓋の正しい位置に触れていることが、正しい歯列や顔面の形成上、そして鼻呼吸の獲得上とても重要なんです。

舌癖は同時に口呼吸をしてしまう要因でもあります。
口呼吸のデメリットは過去にブログでも紹介しましたが、口の中が乾きやすくなるためむし歯や歯周病の進行を早めてしまいます。また歯並びの悪化や、あけていることによる見た目の悪さなどが目立ちます。

口呼吸同様にまずは口を閉じることに意識して、舌癖と口呼吸の悪い癖を直すように心掛けましょう。

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唇を噛む

こんにちは

今回は咬唇癖(こうしんへき)についてお話しますね!


咬唇癖とは唇を前歯で噛んでしまう癖のことです。
幼少期にこの癖がある状態だと、上の前歯が前へ傾斜し、舌の前歯は後ろへ傾斜します。そのため出っ歯になってしまうことがあるのです。また、上の唇を舌の前歯で噛んだり吸ったりすることで受け口になってしまうこともあります。前歯の間が開いてしまうと上下の前歯の間に唇がすっぽりと収まるので、咬唇癖をやめさせることが難しくなります。

咬唇癖をしてしまう理由としては悔しさや寂しさから噛んでしまったり、指しゃぶりのかわりに現れたりします。
幼少期に多い癖ですが、ストレスのために大人でも咬唇癖がある方もいます。ドラマなどでも、イライラしてやりきれない怒りを唇を噛んで表現していたりしますね。

歯が動いてしまう前に唇を噛んだり吸ったりする癖をなくすことが大切です。
ですが、無意識の癖はなかなか治そうと思っても治すことができません。
幼少期の癖は噛んではダメなことを説明して、根気よく注意することが大切です。成長してからの歯並びのことも考えて癖を治すようにしましょう。

ストレスや怒りからくるものは、なるべくストレスをなくすことが大切ですね。適度な運動や適度な睡眠も大切ですし、バランスのよい食生活も大切です。

前回同様癖についてお話しましたが、癖は無意識に行っている行動なのでなくすためには日ごろから意識することが一番大切です。
気が付いたらすぐに対処するようにしましょう。

当院では家にいる間だけ装置を付けることで矯正ができる「大口式ホーム矯正法」をオススメしています。気になる方は是非一度お問い合わせください。

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子供の歯並びを悪くする癖

こんにちは!

子供の歯並びは小さな癖でも、将来大きく歯並びに影響するのです。今回は気をつけるべき子供の癖についてお話します。

まずは指しゃぶり

指しゃぶりは自然な行動なので3歳くらいまでは問題ありません。しかし、5歳以降も指しゃぶりが続く場合、しゃぶっている親指で前歯を押してしまい上顎前突、出っ歯となってしまいます。更にその指を吸っている場合、横の歯を内側に倒してしまう可能性もあります。

指しゃぶりはせめて4歳くらいでやめさせるのが理想でしょう。日頃から子供と一緒に動いて、ぼんやりとした時間を作らせない様にするのがいいかもしれません。また指しゃぶり防止の器具や手袋を使用するのも効果的です。

頬杖をつくのもよくありません。

頭は意外と重く、頬杖をつくことで顎にヘンな力がかかってしまいます。それにより顎の成長に左右差が出てしまうと永久歯が生えてくる頃に全体の歯並びが乱れてしまうことになります。短時間なら問題はありませんが、長時間頬杖をついている場合は注意が必要です。

物や爪、唇を噛むのもよくありません。

食べ物を噛むのと違い、不自然な口の動きをしてしまいます。習慣化されてしまうと噛み方が変わってしまい、歯並びや顎、歯ぐきに負担がかかってしまいます。

 

今回3種類の悪い癖をご紹介しましたが、これら以外にも治すべき癖はあります。そちらについてはまた次回お話します。

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噛み合わせは大丈夫?

こんにちは!

歯並びを治すきっかけは主に見た目だと思います。歯並びがガタガタしていたり、出っ歯であったり、人によって気になる部分は様々です。しかし、歯並び以外でも矯正治療を行った方がいい方もいらっしゃいます。

それが「噛み合わせ」の悪い人です。噛み合わせが悪い場合、体に異常をきたしてしまうこともあるのです。

良い噛み合わせの場合、上下左右の歯が均等に噛むことができます。そのため、一部の歯に負担をかけることなく食事をしたり、筋肉を動かすことができます。

しかし噛み合わせが悪い場合、一部の歯にのみ負担がかかるだけでなく、噛む時のバランスが崩れてしまうことで、体全体のバランスも変わってきてしまうのです。バランスが崩れると顔に歪みが出てしまったり、筋肉の動きが安定せず顎関節症になってしまったり、首や肩に負担をかけてしまうなど、体に負担をかけてしまうこととなります。

噛み合わせはずっと安定したままではありません。虫歯などの治療や、歯が抜けてしまうなど、年を重ねることで歯が擦り減ったり、噛む筋肉が衰えたりし変化していきます。

そのため、何かいつもと噛んだ感じが違うと思ったら、早めに歯科へ行き診察してもらうことが大切です。特に若い方の場合、歯並びを整えることで噛み合わせも正常にすることができるので、早いうちに矯正治療をすることをオススメします。

当院では人に気付かれない矯正治療として、大口式ホーム矯正法をオススメしています。装置の装着も家にいる間だけですので、外出の際に口元を気にする必要がありません。気になる方は是非一度お問い合わせください。

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