矯正治療を希望される方の来院動機は見た目の改善
よく問診票には、上記のようなことを記入される方が多いことからも伺えます。
歯科治療、特に矯正治療は1年以上の長期にわたる治療です。したがって患者さんのモチベーションも高くなければ途中で断念してしまう方もみえるでしょう。そのような意味では”きれいになりたい””美しい歯並びを手に入れたい”という来院動機は矯正を始める上で重要なことです。
美しくなっていく自分に感動しながら
矯正を無理やり進めるのではなく、美しくなっていくご自身の口元に感動を覚えながら、自ら欲して矯正治療に臨める環境作りのお手伝いをさせていただいております。
お子さんの矯正のご相談もよくいただきます
お子さんをお持ちのお母さんからのご相談をよくいただきます
当院の場合、インプラント治療やオールセラミックなどの審美治療に通院されている方が多いのですが、皆さんお子さんには歯で苦労させたくないという思いが強いでしょう。
子供の矯正についても、お子さんのモチベーション次第です。装置に抵抗を持つお子さんですと、自分で外してしまい治療効果が期待するほど上がりません。
そのような場合には、シンプルな装置で効果が上がる工夫も必要です。
当院では、固定概念にとらわれることなく患者さんの状況、環境マッチした治療法をお勧めするよう心がけています。
まずはコンプレックスの改善から
日本の矯正治療は、アメリカの矯正学をそのまま鵜呑みにして行っています。
欧米人は歯並びを治すことは当たり前の世の中なのでいいのですが、日本人はそこまで浸透していないので、そのまま私たちが患者様に実施しても、患者様はなかなかついてこられないと思います。
「プチ矯正」からスタート
最初は入り口として、患者様にもっと馴染んでもらうために、私は「プチ矯正」という言葉を使っています。
プチ矯正というのは、患者様が本当にコンプレックスを持っているところだけ、その主訴だけを治療します。
全体を根本的に矯正するのが本当は理想ですが、そこまでまだ患者様はついてきていないので、プチ矯正ということで、その患者様が本当に悩んでいるところだけを治してあげましょう、というところからスタートするのが、私は大事だと思います。
自分の気になっている部分を治療する
最初はプチ矯正で、少しここが出ているので、これだけ引っ込めてくださいとか、この歯だけでいいよとか、そういうところからまず始めます。
本当に根本的に治療するには、「こういう治療をするんだよ」ということで、まず入り口の部分で満足させてあげることが大事だと考えています。今までもその考え方で行っていますし、今後もそういう考え方でやっていきます。
矯正のはじめの一歩です
今は矯正医と患者様の考え方が乖離しすぎているように思います。
だから、私はその先頭を切って、「プチ矯正」ということで、まず気軽に矯正を行ってもらいます。はじめの一歩としての矯正を行い、そこで満足すれば、次の段階へと進んでいくと思います。そういう段階を経ながら、理想的な矯正をすれば私はいいと思っています。
プチ矯正でおすすめ「トゥースポジショニング」
- 歯並びの前後関係が治せる
- 例えば1本の歯だけ動かすこともできます。結構応用範囲が広いのが特徴です。
しかも、何回も患者様が来なくても、1回か、もしくは2、3回の型取りで、ある程度の範囲のところまでできてしまいます。
- 通院回数が少ない
- 今、インビザラインが主流になってきていますが、結構何十回と通わないといけません。トゥースポジショニングはとても患者様にとっては理想的なやり方だと思います。私は以前からトゥースポジションを結構お勧めしていて、結構成功しています。
- 2ミリずつ動かしていくマウスピース
- トゥースポジショニング簡易型のマウスピースです。インビザラインのようにコンピューターで動かすのではなくて、2ミリずつ、ぜんまいのようなものを伸ばしていってというものです。その歯だけ動かしたい場合は、簡易的なマウスピースでやる方法あります。
永久歯になってしまっていると骨は出来上がってしまっている
何ともならなくなる前に
ひとつの考え方として、大人の頭と子どもの頭はそんなに大きさが変わらないんです。女の子は小学校3年生までの間に歯槽骨や顎骨の基底骨など、そういうところの成長が止まり、男の子は小学校6年生ぐらいで成長が止まります。
よく永久歯になってから治せばいいという先生が結構います。
しかし、もう永久歯になってしまっていると、骨は出来上がってしまっているので何ともならないことが多いです。
歯だけ回転させるようになるので、できれば女の子は小学校3年生までの間に、あるいは小学校に入るか入らないかぐらいから始めた方がいいし、男の子は小学校低学年のときから始めるべきだと思っています。
矯正医の先生もみんな流派があるので、成人矯正をやっている先生方は、「子供の頃にやってもしょうがない」という意見もありますが、現実には顔かたちが変わってくるから、自然に変えたほうがいいと思います。
治療について
- エフカーオー(FKO)
- 床拡大装置
トゥースポジショニングというのは、小児の方でも成人の方でも対応は可能ですが、小児の場合だと混合歯列期なので、乳歯がなくなって永久歯に変わったりするため、他の矯正方法を行います。
正中離開しているときは、ワイヤーを使ってこの正中を縮めるとか、そういうやり方で小児の場合はやっていったほうが、レジンですので、歯がなくなったときに修正しやすいですね。
患者様の状態によって様々な矯正装置をご用意しております。
治療方法について
矯正方法には大まかにわけて2種類の考え方があります。
歯を抜く矯正(抜歯矯正)と歯を抜かない矯正(非抜歯矯正)です。
- 抜歯矯正
- 顎の大きさに対して歯が大きいことが原因で叢生になっていると考え、余分と思われる歯を抜いて歯並びを整える方法。
- 非抜歯矯正
- 上下の奥歯の噛み合わせ位置のズレが叢生の原因と考え、奥歯の位置関係を整えて歯並びを整える方法。 どちらの方法にもメリット・デメリットがあります。 私たちはどちらの方法が正しい、正しくないと判断するのではなく、患者さんの年齢、顎の大きさ、歯の大きさなどを診査したうえで最適な方法を選択して効果的な矯正を行います。
- 院長(管理者)
- 大口 景子
- 所在地
- 〒500-8176 岐阜県岐阜市県町1-6
- 休診日
- 木曜日・日曜日・祝日
▲:祝日のある週は診療いたします。通常は休診日です。 - 最寄駅
- 名鉄「岐阜」駅から徒歩3分
- 院長(管理者)
- 大口 弘
- 所在地
- 〒450-0002 名古屋市中村区
名駅3丁目9番23号 - 休診日
- 木曜日・日曜日・祝日
▲:祝日のある週は診療いたします。通常は休診日です。 - 最寄駅
- 名鉄名古屋駅、JR名古屋駅から徒歩5分