乳歯」タグアーカイブ

抜けそうな乳歯

こんにちは!

子供のとき、乳歯が抜けそうで抜けない、グラグラしているという経験があったと思います。
そんなとき皆さんはどうしていましたか?
そして、自分の子供がそういった状況のときどうするのがいいのでしょう。

乳歯は生える時期も1本ずつ違い、抜ける時期も1本ずつ違います。
一般的に入試から永久歯への生えかわりの時期は6歳前後と言われており、その頃から永久歯は生え始めて12~13歳頃までにはすべて生えそろいます。

では抜くべきか、自然に抜けるのを待つべきか
実は場合によるのです。まず、抜くと決めた場合の注意点です。
グラグラしているから舌や指で触っていたら抜けてしまったという場合は、自然に抜けたのと同じですので問題ありません。
ただし、無理に抜いてしまうのはよくありません。グラグラし始めてから抜けるまでにとても時間がかかるのが通常です。ですが、無理な力を加えて抜いてしまうと、歯根が折れて残ってしまったり、抜歯の際に歯ぐきが傷ついてしまうこともあります。

また、乳歯は永久歯が生える場所の道しるべでもあるのです。永久歯が出てくる場所に乳歯が残っていることで、正しい場所に永久歯が生えてくることができるようになるのです。

なので、無理に抜くのはよくありません。かといって、絶対抜いてはダメというわけでもありません。
それは乳歯が残っているのに永久歯がもう出てきてしまっている場合です。
先程説明したように、乳歯が生えている場所に永久歯が生えてくることでいい歯並びになります。
乳歯が抜けてから永久歯が生えてくるのが理想的ですが、必ず抜けてから生えてくるわけでもないのです。歯並びは見た目だけではなく、健康にも大きく影響してきますので、乳歯を抜くべき時があることも覚えておいて下さい。

また乳歯のむし歯が酷い場合には影響がある前に、抜いたほうがいい時もありますね。

永久歯への生えかわりはその後の歯にとても大きな影響を与えます。
本来は乳歯は自然に抜け落ち、永久歯が生えてくるものですので、そのうち抜けると待っていればよいと思います。
早く抜かなければ歯並びが悪くなってしまうというわけでもなく、歯並びに大切なのは顎の大きさです。
しっかりと顎が成長していれば、永久歯の入るスペースも確保できるのでしっかりとよく噛んで顎を成長させることの方が大切かもしれません。

抜くか抜かないかはそのときの状況を見て判断するのがいいでしょう。
歯科でも診てもらって判断を仰ぐようにしましょう。

歯に関する情報や先生のラジオでの放送の続編をYouTubeにて放送中です。
ぜひご覧になってくださいね!


上のバナーをクリックでYouTubeのサイトが開きます。


歯が足りない?

こんにちは!

歯は通常親知らずを含めないと28本あります。片方7本ずつが上下左右にあります。ですが、近年永久歯が生えてこないという子供もいるのです。

全国の7歳以上の子供約1万5000人を調べた結果、10人に1人の割合で、永久歯が生えない子供がいたというのです。

永久歯が生えない状態を「先天性欠損歯」といいます。先天性欠損の原因ははっきりとはわかっておりません。一部の説には不要な歯は退化しているのではないか?とも考えられています。

永久歯が生えない場合、乳歯がそのまま残ります。ですが、乳歯は虫歯になりやすいです。また、徐々に歯根が吸収されるので20歳~30歳までに抜けてしまうことがほとんどです。

歯が抜けてしまうとその部分は空間となってしまいます。その隙間を埋めようと左右の歯が動いたり、隙間にプラークが溜まることで虫歯や歯周病になりやすくなります。

なかなか乳歯が抜けないと気がついたら早めに診察を受けましょう。早い段階で気がつくことができれば、矯正治療を受けることで永久歯を動かすことで隙間をなくすことができます。他にも乳歯があった部位へインプラントを埋入することでも対応することが可能です。いずれにせよ早期発見が大切ですので、不明なことや気になることがあれば早めに歯科へ行きましょう。

歯に関する情報や先生のラジオでの放送の続編をYouTubeにて放送中です。
ぜひご覧になってくださいね!


上のバナーをクリックでYouTubeのサイトが開きます。