親知らずの生え方

こんにちは!

みなさんは親知らずが生えていますか?親知らずは成人するころに生えてくる歯です。親の元を離れるぐらいの頃に生えてくるため、親知らずと呼ばれています。歯科では「智歯」とも呼ばれています。

そんな親知らずですが、抜いたほうがいいと聞いたことはありませんか?確かに場合によっては抜いたほうがいいのですが、その基準となるのが親知らずの生え方なのです。

 

親知らずには3パターンの生え方があります。

一つ目は真っすぐ垂直に生えているパターンです。他の歯と同じ様にまっすぐ生えている場合は特に問題がないので抜かないことがおおいです。しかし、奥歯は磨きにくい箇所のため、むし歯になりやすいので抜く、という方もいらっしゃいます。自分の歯なので、抜くのに抵抗があるという方はしっかりと歯磨きをして虫歯にならない様に心がけましょう。

二つ目の生え方が斜めに生えている場合です。そんなことあるのか、と思う方もいらっしゃいますが、親知らずの生え方では1番多い生え方なのです。斜めに、前の歯によりかかるように生えるため、奥から手前へ歯を押してしまい、歯並びが乱れてしまうこともあります。また、歯と歯の間に隙間ができやすいので虫歯のリスクが高いのも特徴です。

そして三つ目の生え方が横向きに生えている場合です。水平に生えている場合、歯が表に出てきておらず歯ぐきの中に埋まっている状態です。こちらも手前の歯を押してしまうため歯並びが乱れてしまうことがあるのですが、レントゲンで撮影しないと存在を確認できないため、生えてこないなぁと思っていると歯ぐきの中から他の歯並びに影響を与えてしまっているということもあります。

親知らずのもう一つの特徴として、歯全体が歯ぐきから出てくるわけではないということを覚えておいてほしいです。頭だけ出ている場合も多いので舌や指で触って、出てきているのが分かったらその部分もしっかりと歯磨きをしないと虫歯になってしまいます。

生え方も個人差があるので、自分の歯がどういった風に生えているのか、歯科でレントゲンを撮影してもらい歯科医と相談することをオススメします。

親知らずは歯並びにも影響を与えてしまう歯です。しかし、生えかわりの無い人間にとっては大切な自分の歯でもあります。生え方などを診察してもらい、他の歯に影響のないように対処しましょう。

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