こんにちは!
前回お話したMFT。口の周りの筋肉を鍛えることで、バランスを良くし正しく機能させるプログラムです。
今回はその方法についてお話します。家庭でもできるトレーニングなので是非やってみてください。今回紹介する方法では、主に舌を鍛えることができます。
まず、準備として、手鏡、木製のスティック(割り箸でも可)、スイトロー1本、スプレーボトル(霧吹き)を用意してください。
まずは、舌の先の正しい位置を覚えさせます。正しい位置を、ここでは「スポット」と呼ぶことにします。スポットの位置は上の前歯の後ろの膨らんだ箇所のすぐ後ろです。神経が集まっている場所なので、触れるととても敏感で舌で触れればすぐわかるかと思います。
まず、スティック(割り箸)でスポットを触ります。3秒くらい触れた後、スティックを離して下で同じ場所を触ります。また3秒くらいふれてスティックに戻します。この動作を交互に5回繰り返しましょう。
次に、舌を持ち上げる練習をします。
舌全体を上顎に吸いつけ、口を大きく開けて舌の裏のヒモ(舌小帯)を伸ばします。このときに、舌の先がスポットにあり、舌全体が上顎に吸いついていることが大切です。
そのあと、舌をおろして「ポン」という音を鳴らします。舌全体がしっかりとくっついていると、すこし下品な音がしますが正しい音ですので心配はいりません。この音を出すのを10回繰り返します。連続して鳴らすのではなく、ゆっくりとポンっと鳴らす感じで行いましょう。あまり早くやっても効果がありません。この動作によって舌の裏のヒモが伸ばせるようになります。
次に咬む筋肉が緊張する感じを覚えさせて鍛える練習です。
両手をエラ部分において、強く歯を噛みます。すると、筋肉が緊張して固くなるのが分かるかと思います。確認ができたら、今度は手をこめかみにもっていき、先程と同じように歯を噛みます。また確認ができたら今度は耳の上に手を持っていき同様の作業をします。
この噛む動作で、左右が均等に筋肉の動きを感じられればいいのですが、左右でバランスが違ったり、あまり筋肉の動きを感じられない人は奥歯で噛む回数が少ないことがおおいです。左右のバランスは、筋肉の弱い方で噛むように、感覚が伝わりにくいという方は奥歯でよく噛むようにしましょう。
あと2つトレーニングがあるのですが、文字数の関係で次回続きをお話します。MFTで自分の今の状態を知り、バランスを整えるトレーニングをして健康的な噛み合わせを得ることが大切です。
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