子供の癖の治し方

こんにちは!

以前ブログでご紹介した「子供の癖と歯並びについて」より、どうすれば治せるの?歯科でそういった装置はあるの?という質問がありましたので、今回は癖の治し方をご紹介します。

まず「指しゃぶり」ですが、3歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合にはやめさせなければ上顎前突、出っ歯になる可能性があります。

家庭でできる方法は、手袋や絆創膏などをつけて口に指を入れるのに抵抗を覚えさせたり、指しゃぶり防止用マニキュアなどをぬることで、子供が嫌悪感を覚えて、指しゃぶりをやめるといった方法があります。

歯科では、ドクターサムといって、親指に装置を付けて指しゃぶりを防止する装置があります。

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子供は舌をじっと置いたままにせず、前歯を押す動きをする子もおおいです。そういった場合、家庭ではなかなかやめさせることができません。歯科では「タングガード」といって舌を前歯に付けさせない矯正装置があります。この装置を付けることで、前歯を押して出っ歯や開咬を防ぐことができます。

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こどもに特に多く、歯並びに影響があるのが「口呼吸」です。呼吸法はなかなかすぐに変えることができません。ですが、口での呼吸は虫歯や風邪になるリスクも高くなるため、できるだけ早めに治すようにしましょう。

家庭でできる治し方としてオススメなのが「あいうべ体操」です。口周りの筋肉を鍛えることで、自然に口が閉じることができ、鼻呼吸へと移行することができます。この体操以外にも口を大きく開けて話したり表情を豊かにすることであいうべ体操と同様の効果が得られます。

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子供の歯並びは永久歯が生えてくるときに、スペースがしっかりと確保されていれば自然とキレイな歯並びにすることができます。しっかりとよく噛んで食事をすることで顎が成長し永久歯のスペースが確保できます。

無理に子供の癖をやめさせても、本人が理解できていなればいつまでも癖を続けてしまいますし、トラウマになってしまうこともあります。なので、子供が納得するようにゆっくりと説得し自然にやめさせられるのがいいと思います。そしてよく噛むことを習慣づけてキレイな歯並びになるよう指導しましょう。

 

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